ウイズコロナ、変えるもの、変えてはならないもの。

渚の交流館

2021年10月23日 08:27

本日、しらす漁休漁となりました。

今朝も冷え込みました。東京では今季一番の冷え込み、でも日中は20度を超えるそうです。当地も明け方は11度位、日中は20度を超える予報です。寒暖の差が激しい時期です。

10月の第3週の土日、いつもなら遠州各地は秋祭り真っ盛りです。残念ながら今年も殆どの地区が神事のみで山車引き回しなどの余興は中止になっています。年に一度やってくる祭りですが、回ってくる役はその年でしか経験出来ないものです。次の年は次の者に役は引き継がれます。中止により思いを果たせなかった虚しさを思うと悲しくなります。野球は出来るけど甲子園への道を閉ざされてしまった高校球児と同じような心境でしょうか。

ウイズコロナの時代、必然的に変わるもの、それでも変えてはならないもの、受け継ぎ、伝え、残していかなければならないものがあると思います。

今年の京都の祇園まつりは昨年に続き、山鉾巡行は中止となりましたが、鉾は組み立て、解体した町もあったと聞きます。もともと疫病退散のまつりでもあり鉾を解体することで疫病退散になるという言い伝えと2年も鉾を組み立て、解体しなければ、その技術が伝承されなくなってしまうという背景もあると聞きました。

伊勢神宮の20年毎、出雲大社の60年毎の式年遷宮も直に次の世代に伝えることが出来る年数になっていると聞きます。今更ながらコロナを経験したことで変えてはならないものをどうやって守っていくかを考えさせられました。